




開催場所:埼玉県
会場:ホテル宴会場
イベント種別:ホテルイベント(宿泊客向け夏祭り)
参加人数:約100名(親子連れ中心)
公演時間:約60分
プログラム構成:和太鼓・篠笛の演奏/獅子舞/太鼓体験/盆踊り体験
本イベントは、ホテル宴会場のフロア中央にステージを設け、その周囲を囲むように椅子を配置するレイアウトで実施しました。さらにステージ周辺には実際に使用する太鼓を設置し、主催者側で用意した提灯を配置。視覚的にも夏祭りらしい雰囲気を演出しています。観客と演者の距離が近くなる構成にすることで、臨場感と参加しやすさを両立させました。
公演の前半では、和太鼓と篠笛による演奏を中心に据え、まずはしっかりとしたステージパフォーマンスを見せることで、観客の意識を舞台へと引き込みます。音の迫力と生演奏の魅力により、会場の空気を一気に引き締める役割を果たしました。
その後、獅子舞が登場し、会場内を練り歩きながら各所でパフォーマンスを行います。観客のすぐ近くで展開される動きにより、子どもたちの興味を引きつけると同時に、場の雰囲気が徐々に柔らいでいきます。この段階で会場全体の緊張感がほぐれ、後半の参加型プログラムへと自然につながる流れをつくりました。
後半では、観客参加型のプログラムへと移行します。まず太鼓体験では、希望者を募り、実際にバチを持って演奏に参加してもらいます。初めて触れる子どもでも楽しめるよう、シンプルなリズムを中心に構成し、成功体験を得やすい内容としました。体験の中で自然と笑顔や拍手が生まれ、会場の一体感が一層高まります。
続いて盆踊り体験では、簡単な振り付けのレクチャーを行った後、全員で踊る時間を設けました。最初は戸惑いながら見ていた参加者も、周囲の動きに合わせて徐々に体を動かし始め、最終的には多くの人が輪に加わる形となりました。見様見真似でも参加できるシンプルな構成とすることで、年齢や経験に関係なく楽しめる内容となっています。
このように、鑑賞から体験へと段階的に移行することで、無理なく参加を促し、全体として一体感のあるイベントへとつなげています。
本イベントは親子連れの宿泊客を主な対象としていたため、子どもが楽しめることはもちろん、保護者も一緒に参加できる内容であることを重視しました。太鼓体験や盆踊りは世代を問わず参加できるため、家族全員で同じ体験を共有できる点が大きな特徴です。
実際の現場では、子どもたちが積極的に前に出て体験に参加し、それを見守る保護者も自然と笑顔になる様子が見られました。また、獅子舞の練り歩きによって会場内に動きが生まれ、写真撮影や会話のきっかけにもつながっています。
イベント終了後には満足度の高さがうかがえる反応が多く、ホテル関係者からも高い評価を得る結果となりました。その後、継続的な開催へと発展したことからも、本企画が宿泊体験の価値向上に寄与したことが明確に示されています。
単発の催しにとどまらず、ホテルの魅力を支えるコンテンツとして定着した点は、本事例の大きな成果といえます。日本の夏祭りをテーマにした演出と、参加型の構成を組み合わせることで、家族連れにとって印象に残る時間を提供することができました。


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改田 雅典 Masanori Kaiden でん舎代表
文化イベントプロデューサー/獅子舞師・和太鼓奏者
芸歴30年。これまでに累計1,500件以上のイベントに携わる。日本文化を軸に、企画・制作・演出を一貫して手がけ、企業イベント・商業施設・行政・インバウンド施策まで幅広く対応。
獅子舞・和太鼓・伝統芸能の知見とネットワークを活かし、企画立案からキャスティング、現場演出までワンストップで提供。