芸人の前に一人の大人として。「これを許してしまう大人でいたくない」と思う新成人とのある出来事。

とある自治会のイベントへ

獅子舞練り歩きをば。

2年ぶりの開催

昨年はコロナで中止。

独自ルールで

お客様の頭は噛まないことに。

写真撮影の行列ができ

屋外の会場はほのぼのとした雰囲気に包まれて。

そこに登場した

新成人4人組とその保護者ご一行様。

見知った顔なようで

迎え入れるスタッフさん。

事件は

ここで起きる。

いつものように

カメラを前に、待ち構えていると。

ポジションが決まらないのか

うろうろする新成人4人組。

ん、なんか言ってるぞ

「こいつ、なんでここいるんだよ」

「端行けよ、端」

「次、こいつ出てって。おれたちだけで撮ろうぜ」

「こいつ、いらねーよ」

は?

何言ってんだ。

こいつとは

そう、私のこと。

もうちょっと

ごちゃごちゃ言ってましたが、もう少しひどい言葉だったので割愛。

何も知らずカメラを構える

親御さんや自治会の方々。

小声でしゃべっているので

周りの大人にはこの会話は聞こえていないのか。

和やかに

撮影は終了。

すると思うな

顔出して一言。

あのなー

もうちょっと言葉遣い覚えなさい。

もうちょっと

はっきりきつめに言いましたが、なにか。

こういうケースを

黙って見過ごすのが「大人の対応」かも知れませんが。

これでへらへらしていられるほど

人間、できてはおりません。

時間を置かないほうがいいと思い

当事者たちは成人式の会場に向かうためすぐにその場を後に。主催者さんには一部始終を報告。

はっきり申し上げる

私は彼らに頼まれて撮影の輪に加わったわけではない。言いたい放題言われても黙っていたけど、あれはひどい、と。

さっさと切り替える

すぐに次のご家族連れが来ていたので。

いつまでも

よろしくない気分を引きずるわけにもいかず。

にこやかに

おめでとうございまーす、と。

この間

ほんの4、5分か。

嵐のような

出来事でございました。

何があっても笑って受け流すのが

真のプロかもしれません。

そういう点において

私はまだまだ未熟です。

人を小馬鹿にしたり

人をなめた態度に出られて許せる度量はありません。

修行が足りないと言われれば

はい、それまでです。

人として

許せなかったり見逃せなかったりすることを

芸人なんだから許容しなさい

と言われるのは、ちょっと違うと思うわけでして。

よけいな発言かもしれないけれど

これを我慢しなさいと言われたら、今の私にはできません。

こちらの主催者さんとは

コロナ禍の中止をはさんで4年のお付き合い。

それなりに

お話ができる関係が出来上がっており

そこは率直に

お伝えしたわけです。

何が正解かなんて

いつも分かりません。

その都度その都度

瞬時に考え、行動するだけです。

その行動を取る以上

責任は問われます。

感情だけで走らないように

その言動には意図を込めています。

それをどう受け止められるかは

正直なところ、分かりません。

それがダメだと言われたら

いたしかたないところです。

芸の神髄は

思想信条やあらゆる感情を超越したところにあるのかも知れません。

世俗のこもごもを

呑み込めてこその厄除け、厄払い。

そういう点では

まだまだですな。精進が足りません。

もう少し年齢と経験を重ねれば

落ち着きが増してくるのかもしれませんが

そう思い続けて

はや50歳を迎える年に。

円熟とか枯れた味は

まだまだ出せそうにありません。

できないこと、興味のないことに汲々とするより

できること、やりたいことを追い求めたいものだと改めて思った次第です。

主催者さんも参加された皆さんもいい人たちでした。それはそれで。

なにはともあれ、セケンシラズノガキ まだ若く未来のある青年のたわいもない言葉に惑わされているようではまだまだですな、と反省する2022年の成人の日でございました。

日常

Posted by densya