死活問題

日に日に感染のスピードを速めていくコロナウイルス。
当方も公演キャンセルが続いている。
致し方ないと頭で分かりつつも、気持ちは追い付かない。

同業の方、ジャンル問わず劇団員、音楽系、パフォーマーなどなど皆同じように口にする。
「これは死活問題だ」と。

死活問題。
文字通り、生きる(活きる)か死ぬか。
我々のような職種は、悲しいかな、生産性はない。
人の心に働きかけてナンボ。

こういう状況においては実に無力。

東日本大震災の頃、自粛するべき雰囲気が高まった。
今はそれどころではない、と。
当時も仕事のキャンセルがあった。
やむを得ないと思っていた。
一時的に仕事量は減ったものの、時がたつにつれ状況は改善されていった。

仕事がなくなる=収入がなくなる。
文字通り死活問題。

怖くないと言ったら嘘。
しがない個人事業主。
いつ吹き飛んでもおかしくない。

明けない夜はない。
冬が過ぎれば春が来る。

めぐり合わせは必ずある。
いい時もあれば悪い時もある。

・・・はずなのだが。

困ったことに今が夕暮れなのか真夜中なのか明け方なのか
さっぱり分からない。

終わりが見えないどころか、今どこにいるのか分からない。
そこに不安がないとは言えない。

自分が頑張ったからどうにかなるとも言えない。
困ったもので。

今の仕事がなくなるだけでなく問い合わせもない。
この先の依頼が来ない。

「今はそんなこと言っている場合じゃない。」
「そんなこと考えている余裕がない。」

「人が集まるイベントは考えられない。」
「結婚披露宴をやりたくてもやれない。」

そう思うのは当然。

「お願いします。やってください」
と言えるものでもない。

終わりは見えないけれど、今しばらく踏ん張る。
ここで踏みとどまれば、どうにかなる。

そう、どうにかなる。

この状況が1年続いたら確実にまずいけど、
その時はその時。

どうにかなる。
どうにかなってください。

その時まで、次の策を練っておく。